Android のカスタムROMはどうなるんだろう

ご承知の通り、Google が cyanogen に対してCyanogenModの配布停止を求めるレターを送り付け、カスタムROMのコミュニティでpetition(嘆願書)アプリを作成するなどの動きが起きている。

CyanogenMod界隈でここ2日間にあったことをざっくりと
Save CyanogenMod Petition
Save CyanogenMod app: Am I an activist, crazy, or both? In the Market.

Save CyanogenMod Petition アプリについて私もダウンロードした。2度Updateがあり都度最新の状況が追加されている。
Googleの主張は、CyanogenにはオープンソースでないProprietaryなバイナリを配布する権利は無いというもので、コミュニティもこれを認めて、オープンソースのみのカスタムROMを開発できるようにGoogleと話し合いをしているらしい。

私も最初はGMail、Map、Talkなどのアプリを入れてはいけないという話かと思っていたが、Save Cyanogen Petitionアプリの最新版の記述によれば、Proprietaryなバイナリ無しでは市場にあるAndroid端末をBootさせることすらできないようであり、カスタムROMの開発コミュニティにとっては(私のようなただのユーザにとっても)影響の大きい話のようだ。

CyanogenのTwitterを見ていると、Googleの協力もあって少しずつ整理されてきているようで、ライセンスに違反しないCyanogenMod ができてくるかもしれない。そうなることを祈っている。

[2010/1/14 追記] その後の、CyanogenModについては、CyanogenMod – Wikipedia に詳しく書かれています。CyanogenModはHTCが配布するHTC Dream、HTC Magic向けのROMイメージとともにインストールすることによって、上記の問題を回避しています。

また、GoogleはこのようなカスタムROMの開発コミュニティを決して不快に思っているわけではなく、私にはむしろ逆に歓迎しているように見えます。Cyanogen がNexus OneをBacon化するための:-) Add-onを配布しているスレ 内の swetland というGoogleの中の人の発言を読んでみてくださいな。

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