思うところがあって、UbuntuとWindowsXPとのデュアルブートにしてみた。起動しないトラブルにはまってしまったので書いておく。
要約すると、HDDが2台あるPCのHDD1台(Boot用)をパーティションで分け、デュアルブートにしたところ、Ubuntuのインストールの際に Grub をもう一つのHDD(データ用)にインストールしていたため起動しなかった、ということだ。
わかってしまえばなんということもないが、これに気がつかなくてはまってしまった。
元の構成は、ブート用のHDDにWindowsXPがインストールされていて、もう一つデータ用のHDDを使っていた。デュアルブートの方針として、データ用HDDはそのままにし、ブート用HDDをパーティションで区切ってUbuntuをインストールすることにした。やったことは以下の通り。
- Knoppix のLIVE CDでブートし、QTpartedを使って、WindowsXPのパーティションのサイズを減らす。
- 最新版のKnoppix 6.0.1にはQTpartedが無かったので、5.1.1版を使った。
- ところが、QTparted でリサイズしようとするとbad sectorがあってだめだという
- 仕方なく、コマンドラインでntfsresizeを使った。(だったら、6.0.1でもよかったのに)
- さらに、Ubuntuの日本語版ならLiveCDとしてCDからブートできることが後でわかった。(だったら、Ubuntuだけ用意すればよかった)
- WindowsXPが立ち上がるのを確認してから、Ubuntuをインストール。ここで、データ用のHDDが1台目として/dev/sdaで認識され、ブート用のHDDが/dev/sdbとして認識されていた。これがトラブルの原因だった。
- 再起動するも立ち上がらない。Grubの選択メニューがこない。実は1台目のHDD(データ用)にGrubをインストールしていた。
- 原因がわからずに相当悩み、元に戻そうとしてWindowsXPのインストールCDから起動して、fixmbrを実行。それでも直らない。(同様に、データ用HDDのMBRをFIXしていたと思われる)
- ここで動揺し、もうこの際WindowsXPを再インストールすることに決めて、再インストール。このときWindowsXPのブートドライブがE:になってしまった。データ用HDDがC:になっていた。
- その後、ネットでじっくり調べているうちに、Ubuntuのインストール開始直前の画面で「拡張」ボタンによりGrubのインストール先を指定できることがわかった。WindowsXP再インストール時にE:になったこと、Ubuntuのインストール先が/dev/sdbだったことなどから、ピンときた。
- 正しく、Grubをインストールしてめでたくデュアルブート完成。WindowsXPの起動ドライブもC:に直した。
2台にHDDはブート用がIDEに、データ用がSATAにつながっている。