今まで QNAP のNASにROON サーバーを入れて使っていましたが、ROCK (Roon Optimized Core Kit)に変えました。 ROCKはIntel(ASUS)のNUCにRoon OSを入れて、Roonサーバーにします。Roon専用のマシンというわけです。
昨年の秋にQobuzが始まりサブスクを始めたのですが、RoonからQobuzのストリーミングを再生すると時々再生が止まってしまうことがありました。そこそこの頻度で起きるのでなんとかしたいと思っていました。原因はQNAP NASの力不足でした。再生停止時にNASを観察するとCPUが90%以上に振り切れていました。
そこでROCKです。まず、ハードウエアを調達しなければなりません。NUCの中古を検索し、NUC11PAHi5 を4万円ちょっとで手に入れました。ストレージは256GBのSSDが手元にあったのでそれを流用し、メモリはDDR4 3200M 8GB を2000円ちょいで新たに買いました。
NUCは第7世代、第8世代で十分なのだという意見もネットで見ましたが、ローカルのライブラリを再生する分にはNASでも十分だったので、ここは大事をとって第11世代のi5 にしました。QNAP NAS のCPUはIntel Celeron N4505、NUCのCPUはIntel Core i5-1135G7 で、シングルコアのベンチマークは2倍ちょっと良くなりました。ROONは1つの再生デバイスに対しては1コアしか使わないようです。
メモリはNASが4GBだったのに対して8GB積みました。
Roonのインストールは書かれている通りにやれば問題無くできます。最後に FFMPEG をコーデックフォルダに置かなければならないのですが、Windowsからアクセスする方法がわからなくてちょっと焦りました。調べてみると、エクスプローラーから \\ROCK\ でアクセスし、ユーザ名とパスワードはどちらも guest とのことです。
NUCは発熱で熱暴走が起きると書かれた記事も見ましたが、今のところそのようなことはありません。発熱に苦労するのは NUC11PAHi7 であるようです。
肝心のQobuzのストリーミング再生ですが、まったく止まること無く快調に再生できています。机の下に吊り下げたワイヤーネットに置いていますが、とても静かです。