NTTの電力見える化サービス(仮称)で、うちの消費電力を見える化した

[2012/8/13 追記]
当初、無線LANでデータを送ると書きましたが、分電盤から親機へのデータ送信は、”IEEE802.15.4/ARIB STD-T66” という規格の近距離無線を使用しており、これは ”ZigBee” と呼ばれるものです。

6月に NTT東日本の電力見える化サービス(仮称)のモニター募集というのがあり、それには落選したのですが、8月に有料での追加募集があり、こちらは先着順だったのでモニターになることができました。有料といってもわずか月額210円です。設置してまだ1週間ですが、ネットでサーバにアクセスすることによって自宅の消費電力の推移をしることができます。

機器の設置は自分でやりました。頼めば設置工事もやってもらえるのですが、自分の設置するオプションもあるくらいですから、ごく簡単なものです。

電力見える化サービスによる消費電力グラフ
分電盤からのデータを送信する機器
分電盤のデータを送信する機器
分電盤の中に取り付けたクランプ
分電盤の中に取り付けたクランプ

機器の設置をどうするかなどについての事前確認の電話があり、しばらく待つと機器が送られてきました。消費電力モニタリングの仕組みは、分電盤にセンサーを取り付け、集めたデータを無線で収集し、インターネットでサーバに送るというものです。

センサーは、クランプメータというのでしょうか、分電盤の中のコードに上からクランプをはめ込むようになっています。直接電流を計るのではなく、磁界の変化で測定する方式らしいです。ゴム手袋が同梱されていて必ず手袋をはめて行うように指示がありました。実際のところ、金属部分にはまったく触れずに設置できます。

センサーは送信機に接続し、無線でデータ収集用の親機に送信します。分電盤から親機へは3分おきにデータを送信しています。親機からネット上のサーバへは15分おきにデータを送信しています。この辺はブラウザから親機にログインしてログを見ればわかります。

分電盤と親機の無線がペアリングできているかとか、データが送られているかなどは、親機のログを見てみるとわかります。うちの分電盤は洗面所にありますが、最初、送信機を分電盤のすぐ横に設置したところ、うまく親機と通信できませんでした。いろいろ場所を試しながらやりましたが、このときに親機のログを見ながらやるとよいようです。

というわけで、消費電力が時間単位で見えるようになりましたが、一日の生活が透けて見えるようでなかなか面白いです。エアコンをつけると消費電力がガンと跳ね上がります。

分電盤からの情報とは別に、コンセントに付けて使用する測定器が1個付いてきました。PC関連の機器がぶらさがっているテーブルタップを挿しているコンセントにつけてみました。こちらも無線で親機にデータを送信します。コンセントごとの測定器は1個だけしかなくて残念です。もう数カ所あるといいのですが。

とはいえ、毎月の検針票を見るのとは格段の差です。こういうことがごく普通になるといいと思います。

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