海外の携帯電話は必ずしもオペレータ(通信事業者)を通じて売られているわけではなく、同じ電話機がメーカーブランドとオペレータブランドで売られていたりする。HT-03Aについても、HTC Magicとしてhtcブランドでも売られている。HTC MagicとDoCoMoやVodafoneから出ている機種とは微妙に機能が異なるらしいので、調べてみた。
HTCのサイトに行くと、HTC Magicのユーザマニュアルも置いてある。例えば以下のリンク。
http://member.america.htc.com/download/web_materials/Manual/HTC_Magic/090507-HTC-Sapphire-UM.pdf
これをざっとみて、HT-03Aとの違いをあげると、こんな感じだ
- RAMが288MBある。(HT-03Aは192MB)
- 背中のロゴがhtc (HT-3AはGoogle)
- Exchange ActiveSyncが載っている
- htc Sync (PCとSyncする独自ソフト)が載っている
- PDF Viewerが載っている
- QuickOfficeが載っている
- カメラアプリがHT-03Aと違う物が載っている
- 電話アプリがHT-03Aと違う物が載っている
HT-03Aは背面にGoogleのロゴがついており、Googleブランドの電話機とも言える。個人的な推測だが、Exchange ActiveSyncや htc Syncは Googleブランドの端末には載せにくいのだと思う。QuickOfficeもそうかな。RAMのサイズが異なるはなぜだろう?
追記1: HTC_Sapphire_Hacking にあるように、基板が異なります。HT-03Aは、PVT32B です。
PVT32A handsets have 288MB total RAM (192MB usable by OS – same as Hero handsets) and use the Qualcomm MSM7200A CPU.
PVT32B handsets have 192MB total RAM (96MB usable by OS) and use the Qualcomm MSM7201A CPU.
追記2:HT-03AのようにGoogle ロゴがついている端末は、Google Experienceと呼ばれ、HTC MagicのようにGoogleロゴの無い端末とは異なる契約になっています。詳細は、別エントリ 3種類あるAndroid 端末 に書きました。