最新の CyanogenMod 6 に DSP設定が取り込まれました。3種類のオーディオ設定を行うもので、ダイナミックレンジコンプレッション、イコライザー、バーチャルルームエフェクトの3種類があります。(参照しているCM6のバージョンは、CyanogenMod-6-08092010-NIGHTLY-N1 です)
オリジナルの開発者のページはここです。 Android DSP Addition home page
- ダイナミックレンジコンプレッション
一定の比率でダイナミックレンジを圧縮して小さい音と大きい音の差を少なくします。全体として平均音量があがった感じになります。騒音のある環境で音楽を聴きやすくするためのようです。
Sound Engine Free という有名な WAVE 加工ソフトがありますが、オートマキシマイズというエフェクトが近いと思います。オートマキシマイズをかける前と後の二つの波形を取ってみました。雰囲気はわかると思います。(SoundEngineFreeのオートマキシマイズと同じ処理をしているわけではありません)
- イコライザー
63 Hz、250 Hz, 1 kHz, 4 kHz, 16 kHz の 5バンドのイコライザーです。 - バーチャルルームエフェクト
一方のチャンネルの音にローパスフィルターとディレイをかけて、反対側のチャンネルに加えることで、効果を出すらしいです。(詳細はよくわかりません)Studio、Room、Large room, Stage のオプションがあります。