2017年の5月から野鳥の撮影を始めて1年が経過しましたので、機材や出かける場所、感じたことなどをまとめました。
機材
カメラとレンズはやはりそこそこのものが必要だとわかり、Nikon D7200 と Sigma 150mm-600mm Contemporary を買いました。最初は手持ちで撮っていたのですが、一脚と雲台を買いました。どうしても安定させた方がいい写真が撮れます。三脚ではなく一脚にしたのは、森の中を歩き回って撮ることが多いので機動性を考えてのことです。カメラを付けたまま肩に担いで歩いています。移動が楽なのでこのスタイルが気に入っています。一箇所で待つ場合はちょっと面倒ですけれど。それと、一脚なので雲台も上下に動くだけの安いもので済ませられるのがちょっといいです。
双眼鏡は、CelestronのOutland X 8×42 というのを使っています。最初は8×42がいいと聞いて適当にかっこよくて値段の安いものを買いました。
それから、重要なアイテムが照準器です。OlympusのEE-1を使っています。これがもう超絶便利です。こいつのおかげで、鳥を見つけてからシャッターを切るまでの時間が格段に速くなりました。ETSUMIのブラケットを使ってファインダーの左側に来るように取り付け、左目で照準器、右目でファインダーを見るようにしています。私は効き目が左なので、それまでは左目でファインダーを見ていましたが、切り替えました。やればなんとかなるもんです。
靴も重要です。公園と言えども雨上がりでぬかるんでいたり、足下の悪いところはありますし、ハイキングコースだとけっこうひどい道もあります。今までで一番ひどいと思ったのは、子安から秋谷へ降りる道と、二子山から森戸川林道へ降りる道かな。そういうわけでトレッキングシューズを買いました。ついでに、綿パンだと泥だらけになることがわかったので、トレッキングパンツを買いました。
あと、細かいところでは、レンズ保護フィルターだとか、高速で大容量のメモリーカードだとか、レンズをカメラに付けたまま運べるカメラバッグだとか、なんだかんだとお金がかかるものだなあと思いました。
写真の整理
撮影はJPEGとRAWの両方で記録しています。RAWデータの方をPhotoshop Elementsに取り込み、JPEGの画像を見ながらどれを現像するか決めます。たいてい数百枚撮りますが、現像してJPEGで保存するのは10分の1程度です。使わなかったRAWデータはめんどくさいので消さずにそのままにしてあります。
写真を整理するのにとても時間がかかるので、すぐにTwitterに投稿したいときはJPEGファイルをトリミング、簡単な補正をして使います。
鳥を見に行く場所
一番良く行くのは、横浜自然観察の森です。割と近いのでマイフィールドになっています。あとは、一通りいろいろな所に行こうと思って、三浦半島を中心にあちこちに出かけています。遠くの有名な探鳥地では、東京港野鳥公園、葛西臨海公園、銚子漁港、本埜白鳥の郷、権現山、早戸川林道、津久井湖城山公園、柳沢峠へ行きました。
埼玉、栃木、茨城にも有名な探鳥地がたくさんあるので機会を見つけて行ってみたいと思っています。
一年を通じていつ頃どんな鳥がいるのか、あるいはいないのかといったような、同じ場所での変化を見たいという気持ちもありますし、有名な探鳥地は一通り行ってみたいという気持ちもあり、どこへいくか結構迷います。
どんな鳥を見たか
撮った写真は種類ごとにFlickrのAlbumに分けています。
https://www.flickr.com/photos/monchan/collections/72157681747961982/
それによると、83種類なようです。こんなにたくさんの種類を見ることができるとは思いませんでした。
ルリビタキなんて、こんなに綺麗な鳥が本当に存在するんだろうか、自分になんか簡単に見つけられるわけがないと思っていましたが、ちゃんと最初の冬に見ることができました。野鳥って身近な場所にたくさんの種類がいるものなんだなと思いました。
キツツキの仲間が意外と身近なのにも驚きました。アカゲラなんて山奥にひっそりと暮らしているのかと思ったら、横浜自然観察の森でも何回か見かけましたし、コゲラに至ってはシジュウカラやメジロなみに普通にいる鳥でした。
カワセミもよく見かけるので驚きました。この一年で見た場所は、舞岡公園、横浜自然観察の森、野比海岸、くつわ堰、瀬上池、観音崎公園などなど。
家の周りにもいろいろな鳥がいることに気がつきました。近所を歩いていてエナガの群れにあったときは驚きました。「えっ、いたの?」って感じです。シジュウカラ、メジロはもちろんヤマガラもいました。今まで知らなかっただけでした。
今、一番好きな鳥はエナガです。
情報収集など
やはり頼りになるのはネットです。各地の公園のブログを購読し、ツイッターをフォローしています。鳥見の先輩方のツイッターやブログも同様です。
ZooPickerというサイトを見つけて参加しています。
https://zoopicker.com/accounts/1054
ここは、ちょっとしたデータベースとして使える仕組みになっていて、いつどこで何の鳥を見たという情報をあげるとみんなの役に立つのかな、と思っていますが、実際にはあまりやれていません。
初めのうちは、どこそこになになにの鳥が出た、のような情報はほとんど気にしていませんでしたが、一年たってみると、まだ自分が見たことのない鳥情報を求めて、どんな場所へでも行きたい気持ちは少しわかります。
これからのこと
季節が一巡するまでは全部が初体験で新鮮でしたが、今後はやはりまだ見ていない鳥を探しに行くということをするのかもしれません。まだ、数年は無理だけど時間が取れるようになったら北海道とか舳倉島とか遠くの場所にも行ってみたいと思います。