Nexus7で準天頂衛星みちびき対応を確認

Nexus 7のGPS受信機は日本の準天頂衛星みちびきの信号を受信できるという話を聞いたので、早速確認してみました。

Nexus 7 はGPSチップとしてBroadcomのBCM4751というチップを使っており、このチップは日本の準天頂衛星みちびき(QZSS)に対応しているため、みちびきの信号を受信できるというのです。

http://www.broadcom.com/products/GPS/GPS-Silicon-Solutions/BCM4751

確かに、QZSSに対応していると書いてあります。

Nexus 7と SC-02Cとで比較してみました。SC-02CはCSRの SiRFstarIV GSD4t というチップを使っています。

http://www.csr.com/products/25/sirfstariv-gsd4t

GPSのステータスを確認するアプリは GPS TestGPS Essentialsを使いました。

Nexus7のGPS機能と準天頂衛星「みちびき(QZSS)」対応についての検証 – Togetter

によると、みちびき衛星は本当は193というID(PRN)を持っているのですが、おそらくアプリの実装として 5bitで表現しているので 01番として表示されているということです。

QZレーダーの画面
QZレーダーの画面
Nexus7でGPS ID=1を表示
Nexus7でGPS衛星の ID=1 を表示している
Nexus7でみちびきを表示
Nexus7でみちびきを”01”と表示している
SC-02CでGPS ID=1を表示
SC-02CでGPS衛星のID=1を表示している

実際にどの衛星が見えているかはQZレーダーで確認しました。

ちょうどGPS衛星のID(PRN)=1とみちびきの両方がみえている時間帯でした。

Nexus7のGPSとみちびき – プログラマー’sペイジ

によれば、GPS衛星のID=1とみちびきの両方が見えているときは、GPS Essentialsではみちびきの方を表示するとのことですが、常にGPS衛星のID1の方が表示されていました。

たまたま GPS衛星 のID1がどんどん遠ざかって消えていくところでしたので、そのまま放置して待っているとGPS衛星 ID1の位置が水平線付近になったころ天頂に01という表示が見え始め、しばらくの間交互にどちらかを表示していましたが、やがて天頂付近のみちびきを01として表示するようになりました。

私がみた限りでは、GPS衛星のID1とみちびきが両方見えている場合、みちびきよりGPS衛星の ID1の方を優先しているように見えました。

SC-02Cの方はGPS衛星のID1を表示していましたが、やがて水平線のかなたに消え、そのまま01という表示は現れませんでした。

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