撮った写真をその場に置いてくる、という発想

タイトルは、ワイヤレスジャパンでKDDIのブース横でのセミナー「実空間透視ケータイのご紹介 ~ケータイが実空間を理解する~」で使っていた表現だ。実空間透視ケータイの内容については、http://kazasu.mobi/ などで詳細がわかる。

最初に聞いたときは「ものはいいようだな」くらいにしか思わなかったのだが、2-3日たってよく考えると、ARの特徴をよく言い表しているような気がしてきた。

すでにFlickrなどでは位置情報付きの(ジオタグの付いた)写真を地図の上で見ることができる。それとこの技術と何が違うかと言えば、「撮った写真はリアルな空間に仮想的に置いておく、リアルな空間の中にはそういった仮想オブジェクトがたくさんある、そしてそれらはAR機能デバイス(例えば電脳メガネ)で見ればみえる」と、そういうことだ。

ところで、最近知ったのだけれど GeoCachingという宝探しのようなゲームがあるらしい。あちこちにGeoCacheという物を隠しておいてそれを位置情報を頼りに探し当てるのだそうだ。こういうゲームをするときのお宝も仮想オブジェクトにしてもいいよね、きっと。ただし、みんなが「電脳メガネ」を持っている必要があるけれど。

追記:ARを使ったGeoCaching の実験をしたという記事があった。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0908/11/news051.html
: GeoBeagleというGeoCaching用のアプリとWikitudeというARブラウザを組み合わせたそうだ。Wkitudeは知らなかったのでちょっと調べてみたい。

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