どこから行っても遠い町

Last edited on 2009/05/25 (月) - 22:03
画像: どこから行っても遠い町
投稿者: 川上 弘美
出版社: 新潮社 (2008)
装丁: 単行本, 294 ページ
私の評価: 
5

相変わらず文章がうまい。どうしてそんな素敵な文章が書けるのだろうと、いつも思って読んでいる。だから、すいすいと読むことができる。

Amazonのレビューの中に、

By dogville (東京都) (略) 弘美さんの小説は荒唐無稽ながら豊かで自由奔放な世界を作り上げてきた。ここ最近にいたって、その世界に白々しく現実じみたものが介入してきている。

というのがあった。現実じみたものが白々しいからはともかく、それはよくわかる。そうは言っても、私は、何というか現実の人生の「いろいろあるよね」的なことをうまい文章で読むのは好きだな。生きてくといろんなものを見なきゃいけないよね、というような表現があちこちに出てくる。

こんなことを思うのも、歳を取ったってことなのかもしれないな。