9年ぶりにNASを交換したら10倍高速になった

2008年4月に買ったTS-109というQNAPのNASを使っていた。ちょっと遅いなとは思っていて、新しいのにすれば快適だろうなとは思っていたのだが、HDDは何度か交換したものの、NAS自体は壊れる気配は無いし、機能的にはまったく問題無いのでずっとそのまま使い続けていた。

そろそろかなと思って、かなり前から次のNASを物色していたのだが、ついに機は熟したというか、交換することにした。新しいNASはTS-231P。

QNAPに慣れ親しんでいるので次もQNAP製品に決めていて、安い1ベイでいいと思っていたのだが、なぜか1ベイも2ベイもほぼ同じ値段だったので、2ベイを買うことにした。HDDも新しい2TBを二つ買ってRAIDを組むことにした。

さすがに9年も立つと格段に進歩しており、HDDの取り付け一つとっても以前よりずっと簡単である。NASを起動してからの初期設定もとても簡単だった。移行は古いNASはそのままで、新しいNASをネットに追加して、PC経由でデータをコピーした。TS-109は古すぎてNAS-To-NASのデータコピーは出来なさそうだった。

ブラウザからアクセスする管理用のデスクトップもすごく使いやすくなっていた。とはいえ、それは以前からQNAPを使っていたからかもしれない。マニュアルもそうなのだが、管理デスクトップの日本語もちょっと変だったりする。

TS-231PにはLANケーブルが2本挿せるようになっている。なんでも、ポートトランキングという技術で、2本のLANインタフェースを使って帯域幅を増やし、負荷分散を行うのだそうだ。さらに驚いたことに、通常はポートトランキングに対応したスイッチングハブが必要なのだが、QNAP製品は通常のスイッチングハブでも負荷分散できるのだそうだ。(説明を読んでもよくわからない)

とりあえず、転送速度は以下のようになった。

Diskmarkの結果

Diskmarkの結果

TS-109から比べるとシーケンシャルRead/Writeは10倍速くなった。LANは2本使ってポートトランキングしているが単一のアクセスだと効果は無いみたいで、1本のときと変わらなかった。

QNAPのNASには、音楽やら写真やら動画やらのマルチメディア配信機能も充実しているのだが、その手のものはネット上のサービスを使っているので、NASの機能は使っていない。

外部からアクセスする機能もあるが、とりあえず、必要を感じないので使用していない。

相変わらず、QNAPが提供するアプリケーションがたくさんあるので何か面白い物があるかどうかこれから調べてみる。久しぶりにQNAPのフォーラムをのぞいたが、マニアックな感じでQNAPらしくてよい。

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