グリニッジ子午線と測地系の話

Last edited on 2013/08/11 (日) - 18:33

グリニッジ天文台へ行って、グリニッジ子午線の上に立ってきました。グリニッジ子午線は世界を東と西に分ける子午線で、経度 0°になります。

ところがグリニッジ子午線の上で GPSで測位すると経度0°にならないって知ってました?

GPSで用いられる WGS84という測地系の基準となる経度0°の子午線はグリニッジ子午線から100mほど東にずれているのです。

下の地図内のグリニッジ天文台の中庭の矢印の辺りにグリニッジ子午線を示す線が引かれています。GPSで測位するとこの場所は経度0°ではなく、-5.31秒になります。GPSでの経度0°はここから5.31秒分(約102.5m)東にあります。Google MapはGPSと同じWGS84の座標を示しますから、実際に緯度・経度を表示させてみるとわかります。


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ずれてしまった理由は、ネットで調べると、GPSの前身の衛星システムの時計の精度によるものという記述が見つかりますが詳細はわかりません。グリニッジを訪れた時はこのことに思いもよらなかったので、ただ中庭のグリニッジ子午線の上に立って写真を撮ってきただけですが、せっかくスマートフォンを持っているのだからGPS測位してくればよかったと思います。なんで思いつかなかったんだろう。経度0°の場所も100mほど東なのでグリニッジ公園の中で実際にその場所を探すことはできるのではないかと思います。

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